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ラオス人民民主共和国[基本情報等]

基本情報

一般情報・気候変動枠組条約署名/批准
ラオス
人口 :651万人(2012年)
政治体制 :人民民主共和制
言語 :ラオ語
GDP(名目) :約82億米ドル(65兆6897億キープ)(2011年)
一人当たりGDP(名目) :1396米ドル(2012年)
経済成長率(実質) :8.0%(2011年)
主要産業 :農業、工業、サービス業(但し、労働人口の約8割が農業に従事)
環境関連法・政策

国内

1975年 ラオス人民民主共和国 建国
1991年 現行憲法制定,環境保護の義務を明記(第17 条)
1993年 首相府(Minister to the Prime Minister)内に科学技術環境機関(Science, Technology and Environment Organization)設立
1994年 国家環境行動計画(The National Environmental Action Plan)を採択
1996年 森林法(Forestry Law)を制定(公布)
水・水資源法(Law on Water and Water Resources)を制定(公布)
1997年 土地法(Land Law)を制定(公布)
電力法(Electricity Law)を制定(公布)
陸上輸送法(Land Transport Law)を制定(公布)
鉱業法(Mining Law)を制定(公布)
1998年 農業法(Law on Agriculture)を制定(公布)
1999年 工業生産法(Law on Industrial Manufacturing)
環境保護法(Environmental Protection Law)を制定(公布)
都市計画法(Law on Urban Plan)を制定(公布)
科学技術環境機関を科学技術環境庁(Science, Technology and Environment Agency)に改変
2003年 ラオス人民民主主義共和国憲法改正(環境保護義務 第19条)
エネルギーおよび輸送部門に対する第三者モニタリングガイドラインの公布
2007年 科学術環境庁を科学技術庁(Science and Technology Agency)と水資源・環境庁(Water Resource and Environment Agency)に改組
森林法(Forestry Law)を制定
2010年 社会環境影響評価規定に関する政令(Decree on Social and Environment Impact Assessment)を制定
2011年 水資源・環境庁が国土管理庁(National Land Management Authority)とその他の省庁と合併し、天然資源環境省(Ministry of Natural Resource and Environment、MONRE)に改組
エネルギー関連

エネルギー事情(2007~2008年)

一次エネルギー供給量 0.434百万トン石油換算(日本の0.08%)
一人当たりの一次エネルギー供給量 0.074トン石油換算(日本の1.9%)
エネルギー自給率 63.2%
エネルギー起源CO2排出量 1.25百万トンCO2換算(日本の0.10%)
一人当たりエネルギー起源CO2排出量 0.19トンCO2換算(日本の1.9%)

ラオス国のエネルギー供給の種類と割合(2010年)

ラオス国のエネルギー消費のセクター別割合(2010年)

政策・法律

1997年 電力法(Electricity Law)を制定(公布)

エネルギー関連機関

発電量、国内消費量、及び輸出量の変遷

ラオスには豊富な水資源があり、近年水力発電セクターが急成長を遂げている。

発電量、国内消費量、及び輸出量の変遷(1990年~2010年)


温室効果ガス(Green House Gas, GHG)排出インベントリ

GHG部門別排出量(2000年)(単位:百万トンCO2換算)

2000
エネルギー0.1
工業プロセス0.0048
農業0.76
廃棄物0.13
森林N/A
LUCF排出4.2
LUCF吸収-0.2
総排出量 (LULUCF除く)0.99
純排出量 (LULUCF含む)5.01
  • 出所:
  • Ministry of National Resources and Environment (2013) Second National Communication on Climate change of Lao PDR

気候変動緩和対策関連情報

気候変動に関する政策動向
1995年 国連気候変動枠組条約(United Nation Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)を批准
2000年 UNFCCCに第一次国別報告書(Lao People Democratic Republic The First National Communication on Climate Change)を提出
2003年 京都議定書(Kyoto Protocol)を批准
2006年 科学技術環境庁環境局(Science, Technology and Environment Agency、STEA)をクリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism、CDM)の指定国家機関(Designated National Authority、DNA)に指定
2008年 気候変動に関する国家運営委員会(National Steering Committee on Climate Change)を設置
7分野における専門作業部会(The Technical Working Groups)の設置
気候変動室(National Climate Change Office)の設置
2009年 国別適応行動計画(National Adaptation Progrramme of Action、NAPA)を承認
国家能力自己評価(National Capacity Needs Self-Assessment、NCSA)を承認
2010年 気候変動に関する国家戦略(National Strategy on Climate Change、NSCC)を承認
2011年 天然資源環境省 環境局(Department of Environment)に気候変動室(Climate Change Office)を設置
2012年
2月時点
天然資源環境省(MONRE)に気候変動局(Department of Climate Change and Disaster)の設置を調整中

※日本語は、OECCによる非公式な翻訳も含まれている

緩和対策オプション

第一次国別報告書(Lao People Democratic Republic The First National Communication on Climate Change, 2000)において推奨されている6つの緩和対策オプション

1.商業・政府セクターによる蛍光灯(CFL:Compact Fluorescent Lights)の使用
2.農村地域における効率性の高い調理器(ICS: Improved Cook Stoves)の使用
3.バイオガス(Biogas)使用の推進
4.農村地域における家庭用太陽光発電(SHS:Solar Home Systems)の普及
5.小規模水力発電(Small-Scale Hydropower)と電気調理器(Electric Cook Stove)の連携使用
6.4気筒二輪車(4-stroke two wheelers)の普及

気候変動に関する国家戦略(National Strategy on Climate Change, 2010)に記載のある7つのセクターにおける緩和対策オプション

農業 水田からのメタン排出量削減
腸内発酵(牛のゲップ)メタン排出量削減
家畜の糞尿からの排出量削減
新技術の移転の促進
森林および土地利用の変更 焼き畑農業の削減
森林外での焼却行為の削減
森林火災の削減
森林管理の統合
効率的な地図作成と計画
炭素市場への参画機会の追求
水資源 なし
エネルギーおよび交通 地方電化
再生可能エネルギー
クリーンエネルギー
省エネ
低炭素交通
省エネ意識の向上
CDMあるいは他の柔軟性メカニズムを利用し再生可能エネルギーの開発の推進
産業 生産過程における省エネ
家具製造技術の向上による木材廃棄物の削減
バイオマス廃棄物或いは農業残渣物のエネルギー利用の促進
都市開発 3Rによる固形廃棄物からのGHG排出削減
屋外でのごみ焼却、腐敗を防ぐためのゴミ収集サービスの向上
有機含有物のコンポスト化
下水汚濁の適切な管理
メタンガス回収可能な埋立地の整備または既存埋立地の改修
廃棄物管理および低炭素交通を統合した持続可能な都市開発の促進
廃棄物からのGHG排出削減における民間および国際パートナーの参加促進
公衆衛生 なし
  • 出所:
  • Science Technology and Environment Agency, Department of Environment, Lao PDR. (2010) The First National Communication on Climate Change.
  • Sengchandala, S. (2012) Potential GHG Mitigation for in Lao PDR. (Presentation) Potential GHG Mitigation for New Market Mechanisms, the Environmental mission workshop 2012, Vientiane, Lao PDR.

森林資源関連情報

森林資源に関する概要

 2002年の時点で、ラオスは国土面積に対して68%に当たる1,637万ヘクタールの森林を有しており、その比率は、東南アジア11カ国中2番目に高い。しかしながら統計開始(1982年)から2002年まで、継続的に森林面積の減少が観測されており、2010年の推定森林面積は1,575万ヘクタールになると見込まれている。

東南アジア11カ国の国土に対する森林面積の比率(単位:%)(2010年)


ラオスの国土に対する森林面積の割合(単位:%)(1960年頃~2020年目標)(UNDP, 2010)

※注
森林面積の割合は出典資料によってばらつきがみられる。

ラオスの森林面積の推移

カテゴリー 面積(1000ヘクタール)
1990年2000年2005年2010年
森林(国土対比%)1,731(73)1,653(69)1,614(68)1,575(66)
森林以外の木が生えている土地347415449483
その他229239244249
河川などの水領域600600600600
合計2,3682,3682,3682,368
  • 出所:
  • FAO. (2010) Global Forest Resources Assessment 2010.
  • UNDP. (2010) Poverty Environment Initiative (PEI) Lao PDR, Investment and sustainability in the forestry sector.
  • ADB. (2011) Country Partnership Strategy. Lao People’s Democratic Republic 2012-2016.
  • Water Resource and Environment Agency. (2009) National Adaptation Pogramme of Action to Climate Change.
森林資源に関する法律・政策

ラオス政府は、2005年に国家森林戦略2020(FS2020:National Forestry Strategy to 2020)を制定し、森林資源の保全に取り組んでいる。FS2020において、600 万ヘクタールの土地の再生と50万ヘクタールに及ぶ土地に対する植林によって2020年までに森林面積70%まで回復させることを国家目標として定められている。

1996年森林法(Forestry Law)を制定
1999年環境保護法(Environmental Protection Law)を制定(公布)
2005年国家森林戦略2020(FS2020:National Forestry Strategy to 2020)を制定
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